目と気持ちの折り合いをつけるまで・・・


窯を焚き、窯出しをして、半月以上経た。
なかなか片付けが進まない。
相方は今回、3ヶ月をかけて作り
穴窯に棚を組み、登り窯に詰め込んで
300個以上の抹茶碗を焼いた。
蕎麦、斗々屋 柿蔕 呉器 小井戸 
ここ数年、高麗茶碗写しに挑戦していて、
今回はそれに絞ってロクロをひいたようだ。
高麗茶碗のハードルは高く、なかなか近づけない。
相方は今回も、良くないものはどんどん割っていく。
誰かが「勇割り」と言う言葉を使ったが、
割って棄てないと、恥をさらすように何十年も残っていく。
割って!割って!割って!
そして30点ほどが残った。
その中でも、気に入ったものは数点のようだ。

落胆が挑戦に変わるまで・・・
次の窯を焼くエネルギーが湧いてくるまで・・・
しばらくかかりそうだ。