出逢う Ⅲ

東京から新幹線で大阪へ。
師匠の阪急百貨店での個展を見る為です。

昨日は三井記念美術館の「茶の湯の名品」を観て
国立博物館の「阿修羅展」を観て
知らず知らずに相当な距離を歩いていたようで足はパンパン。

今日は娘の大学に立ち寄る時間と
新幹線と飛行場までの時間に、個展を見る時間、
考え出したら眠れず朝4時、PCを前に時間調整で目はカラカラ。

そんな腫れた目で、体で、寝不足で阪急に着きました。
師匠の作品は、観て来た茶の湯の名品のように侘びていて,ため息がでました。
京都での茶会で逢ったばかりというのに
師匠に逢うと嬉しくて、腫れて重い体でも心は弾んでいました。
一時間ほどじっと作品を拝見させていただき、
飛行場に急ぎました。というのも、
会場で会うなり師匠が、
「あんたこの間は京都から大阪まで送ってやったのに、
なんで飛行機に乗り遅れたんや?」
「そ、それはボ〜〜〜ッとしていて・・・・」と答えたけれど、
千家十職展と民芸館の李朝の焼物に見入ってしまったからなのです。
師匠の作品を見入って今回も遅れてしまってはいけない、
今回はぜったいに飛行機に乗り遅れるわけにはいかないのでした。

ふ〜〜〜無事家にたどり着くと、
上京していた4日の間に、蕾だった山法師の花が
白く大きく咲いていて、迎えてくれているようでした。